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ナバホ・ラグ アメリカ



ナバホ・ラグ サウスウエスト

ナバホ・ラグは羊の毛を使って織られた敷物で16世紀の終わり、スペイン人がメキシコから侵入した時、馬と家畜が持ち込まれ、羊から取れるウールを使って織物を織ることをナバホ族に強制した事からラグの歴史が始まる。初期のナバホブランケットは白とダークブラウンのストライプの単純な柄で、スペイン人によってインディゴの植物染料が輸入され、深いブルーが使われ、その後ナバホの織り手は、インディゴと黄色の染料を混ぜ合わせて緑の染料を作った。ナバホ・ラグは、地域によってデザインがある程度決まっており、それぞれ名前が付いて、一般的に知られている、ガナドやツーグレイヒルズと呼ばれる柄の名称で、地名が由来している。


羊の毛を使い、大地の植物で染めて、幾何学模様が使われる。織る時には不完全処を残す習慣がある。織物を織るのはナバホでは女性であるが、プエブロ族の場合は男性である。物々交換や自分のための衣服として織っていたラグは、白人が立てたトレーディングポストの出店により、汽車で訪れる観光客相手として、毛布にかわり観光客が床に敷く為の敷物に代わった。


日光東照宮の陽明門の逆柱とナバホ・ラグ 

不完全な処を残す事は同じ哲学です。日本の木造建築における俗信の一つで、木材を建物の柱にする際、木が本来生えていた方向と上下逆にして柱を立てた古来より逆柱にされた木は、夜中になると家鳴り等を起こすとも言われ、家運を衰微させる、火災などの災いや不吉な出来事を引き起こすと、忌み嫌われていた。


妖怪漫画家・水木しげるによれば、逆さにされた柱からは木の葉の妖怪が出現する、柱自体が妖怪と化す。井原西鶴の著書『西鶴織留』は、京都六角堂の前のとある家に住む夫婦がこの逆柱の怪異に悩まされて、家では毎晩のように梁が崩れるような音が響くので、遂には引っ越した。小田原では、ある商家で祝い事の最中に「首が苦しい」と声が聞こえてきたので、声の主を捜したところ、座敷の柱から声が発せられており、その柱が逆柱であった。


魔除けの逆柱

日光東照宮の陽明門は逆柱で知られている。柱の中の1本だけ、彫刻の模様が逆向きに成っている。「建物は完成と同時に崩壊が始まる」という伝承でわざと柱を未完成の状態にすることで災いをさけるに意味で魔除けの為に逆柱にし、妖怪伝承の逆柱とは異なる。鎌倉時代の「徒然草」には、完全なものは良くはない、内裏を造る時も、必ず1か所は造り残した。江戸時代には、家を建てる時「瓦三枚残す」習慣があった。




ナバホ・ラグ アメリカ #1
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ナバホ・ラグ アメリカ #2
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ナバホ・ラグ アメリカ #3
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ナバホ・ラグ アメリカ #4
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ナバホ・ラグ アメリカ #5
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ナバホ・ラグ アメリカ #6
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ナバホ・ラグ アメリカ #7
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ナバホ・ラグ アメリカ #8
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ナバホ・ラグ アメリカ #9
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ナバホ・ラグ アメリカ #10
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ナバホ・ラグ アメリカ #11 サンタフェ ニューメキシコ州
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ナバホ・ラグ アメリカ #12   サンタフェ ニューメキシコ州
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米国ラスベガス写真家ken kanazawa
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by javaho33 | 2015-05-30 03:02 | ナバホ ラグ